ヒマつぶし情報
2021.04.27
多数派は正義なのか
多数派は正しいとは限らない
この間 急に、小学生のときに衝撃を受けた”考え”を思い出した。
どこで聞いたか、読んだのか何も覚えていないけど、とりあえず「多数派が正しいとは限らない」の言葉に衝撃を受けた。今聞くとあまり意外性は感じない言葉なのに、当時はすごく大きな発見をした気分だった。
学校で決められることがらは、大体多数決だったから。学校で決められてることも「正しい」の決定にはならないと気づいて、自分の常識を疑えるきっかけにもなっていたと思う。
12歳くらいの子どもにとって多数決は「正義」かのように感じる制度だった。例えば学級委員を決めるとき、多数決で1人が任命された。それまでの私は、一番多く票が入った=一番正しい という認識で、それを疑ったこともなかった。でも、他に選ばれなかった生徒たちにも票は入っていて、それはその生徒を選ぶべきだ、と思った子からの票だったはず。なら投票した子にはそれが「正しい」だったと思う。
「正義」の意味
辞書で「正義」を引くと、
①人の道にかなっていて正しいこと。
②正しい意義。また、正しい解釈。
③人間の社会行動の評価基準で、その違反に対し厳格な制裁を伴う規範。
と出る。
これはおそろしい。
学級委員の一人が悪さをたくらんでいて、それを実行するために立候補していたら!ほぼ全員がそれを知らずにその子が当選したとき、多数決が正義であったら「悪」が「正義」として成立してしまう。
正しいは自分で決めよう
多数決自体は決め方として合理的なときも多い。ただ、それが正義なんだと決め付けないことが大事だと気づいた。ありがとう小学生の自分。
これからも、自分の常識すら疑っていきたい。
そしてこれは、今の世の中とか会社とか いろんなところで大事にしてもらいたい。「みんなに反対されたから自分は間違っている。おかしい。」と思ってしまう人間が減ることを願っています。
ビリパリピ
数学、社会、理科0点から大学主席目指します!いぇい夜露死苦!